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ドル円、161円台半ばで小動き
概要:ドル円は24日朝の東京市場で161円台半ばにとどまった。日米金利差を意識したドル買いが下値を支える一方、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が上値を抑えた。

24日朝の東京外国為替市場でドル円は1ドル=161円台半ばで推移した。日米金利差を意識したドル買いが支えとなる一方、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が上値を抑え、方向感は乏しかった。ユーロは対ドル、対円で軟調だった。
東京市場、午前9時時点で161円59銭近辺
24日朝の東京市場では、午前9時時点のドル円が161円59銭近辺となり、前日午後5時から13銭のドル高・円安だった。前日の海外市場では、介入警戒を受けて161円30銭近辺まで下げた後、161円60銭付近まで買い戻された。米国時間は161円40銭から161円60銭程度の狭い範囲で推移した。
米金融政策を巡るタカ派的な見方や日米金利差がドルを支える一方、161円台後半では日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が上値を抑えた。午前8時50分に公表された6月の日銀金融政策決定会合の主な意見では、経済・物価が見通しに沿って推移すれば、金融緩和度合いの調整を進めるべきだとの見方が示された。公表後のドル円の反応は限られた。
ニューヨーク市場、介入警戒で神経質
23日のニューヨーク市場では、午後5時時点で円相場が1ドル=161円52銭から161円62銭となり、前日同時刻から小幅な円高・ドル安だった。22日のニューヨーク市場で円は一時161円93銭を付け、約39年半ぶりの安値水準に接近した。急速な円安進行を受け、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が強まった。
市場では、通貨当局者の発言や日米当局間の協議への思惑が介入警戒を高めたとの見方が出ている。一方、米利下げ観測の後退や米金利の高止まりを背景としたドル買いも残り、円高方向への動きは限定的だった。
ユーロ、対ドルと対円で下落
24日朝の東京市場では、午前9時時点でユーロ円が1ユーロ=183円87銭から183円89銭、ユーロドルが1ユーロ=1.1378ドルから1.1379ドルとなった。前日午後5時と比べ、ユーロは対円、対ドルの双方で下落した。
23日のニューヨーク終盤でも、ユーロドルは1ユーロ=1.1377ドルから1.1387ドル、ユーロ円は1ユーロ=183円80銭から183円90銭だった。ユーロドルの軟調は、ドル高基調が主要通貨に波及していることを示した。ユーロ円の下落には、対ドルでのユーロ安と、介入警戒を背景にした円の買い戻しが重なった。
主な材料は金利差と介入警戒
足元の為替市場では、日米金利差、米金融政策を巡る市場の織り込み、日本政府・日銀による介入警戒が主要な材料になっている。米利下げ開始時期が後ずれするとの見方は、ドル買いを支える要因として意識されている。
同時に、161円台後半に接近する局面では円買い介入への警戒感が強い。日本の財政運営への懸念を背景とした円売り地合いも残り、円相場は一方向に傾きにくい。金利差を手掛かりにしたドル買いと、当局対応を警戒した円の買い戻しが交錯し、ドル円は161円台半ばで膠着している。
円安水準、物価や企業コストへの波及を意識
ドル円が161円台半ばで下げ渋っていることは、金利差を背景にしたドル需要の根強さを示す。一方、161円台後半では介入警戒が相場の上値を抑えており、円安進行に対する政策当局の発信が市場心理に影響している。
円安水準の長期化は、輸入物価や企業コストへの波及を通じて国内経済への影響が意識される。ユーロ安も加わり、足元の市場ではドル高が主要通貨全体に広がっている。為替市場は、米金利を巡る見方と日本当局の対応を同時に織り込む展開となっている。
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