
現在、LINEのオープンチャットやSNSを通じて、著名人の名前を悪用した極めて悪質な投資詐欺が多発しています。特に「AI Project(AIプロジェクト)」と称するグループによる被害相談が急増しており、手口が巧妙化しています。
今回、WikiFXは掲示板に寄せられた多数の被害者の証言と証拠に基づき、その実態を徹底解説します。
主な関係者と偽装された身元
この詐欺グループは、追及を逃れるために頻繁に名前や拠点を変えています。
- 佐藤明美: グループの主導者。オープンチャットの管理者。
- 藤本なぎさ: 佐藤明美の「新しい名前」として最近使われ始めた名前。同一人物、または同一グループである可能性が高いと見られます。
- 長田学: 代表者を名乗る人物。大阪府八尾市宮町のマンション(ジャルベルデ参番館)を拠点としていると称し、偽造された身分証を提示して信用させようとしています。
- デヴィ夫人の悪用: 広告塔や発起人として名前が無断借用されていますが、デヴィ夫人本人は「一切無関係」と公式に否定しており、警察にも通報済みです。
4つの詐欺パターン
内部告発により、彼らが参加者の経済状況に合わせて以下の4つの罠を使い分けていることが判明しました。
① 自己資金投資: 5万円から参加可能と誘い、「数千万〜数億円になる」と謳います。
② 保証金イベント(最も被害が多い): 運営から借りた資金で利益が出たように見せかけ、「出金するためには保証金(数十万〜数百万円)を先に支払え」と要求します。
③ 0円投資: 「返済は運営が持つ」と嘘をつき、消費者金融やクレジットカードのショッピング枠を現金化させて投資させます。
④ 運営融資: どこからも借りられない人に「運営が貸す」と言いますが、結局は②と同様に出金時の「保証金」名目でお金をむしり取ります。
オープンチャット内の「サクラ」と偽造証拠
LINEオープンチャット内は、一見すると利益が出ている人で賑わっているように見えますが、その実態は「茶番」です。
- 画像偽造: 「振り込みがあった」とされる通帳やATMの明細写真は、画像加工ソフトで数字を書き換えた偽物です。確認すると加工の痕跡が見つかっています。
- サクラの存在: 副管理人や「10億円稼いだ」と騒ぐ一般参加者は、佐藤に雇われたサクラです。Telegramで指示を受け、新規参加者を信じ込ませる役割を担っています。
- 言論統制: 「振り込みがない」「詐欺ではないか」と書き込むと、即座に強制退会、あるいは暴言や恫喝(脅迫)を受けます。
受け子の罠も
一部の参加者に対し、「仮想通貨の代理購入の仕事」を持ちかけます。 指定された個人口座にお金が振り込まれ、そのお金で仮想通貨(XRP等)を購入して指定アドレスに送金させるものです。
これは他人の被害金を受け取る「受け子」の役割であり、加担してしまうと、ご自身の銀行口座がすべて凍結され、警察に逮捕される極めてリスクの高い犯罪行為です。
被害者の切実な声(掲示板より抜粋)
「最後と言われながら何度も手数料を請求され、合計115万円騙し取られた。分配金は一度も振り込まれない。」
「サラ金から借りろとしつこく言われる。入金しても利益が確定されず、警察に被害届を出す準備中だ。」
「佐藤明美は日本人ではないような言葉遣いでキレ散らかす。反論すると暴言の嵐だ。」
もし接触してしまったら
- 絶対に追加送金しない: 「あと10万払えば出金できる」は100%嘘です。
- 証拠の保存: LINEのやり取り、指定された振込先口座、サイトURLをスクリーンショットで保存してください。
- 公的機関へ相談してください:
- 警察(警察専用相談電話「#9110」またはサイバー犯罪窓口)
- 消費生活センター(188)
詐欺グループは現在、LINEの規制を避けるため外部チャットへ誘導を図っています。新しい場所へ移動しても手口は同じです。絶対に近づかないでください。